株式会社SinCire 代表取締役 森 豊 様

開業してどれくらいになりますか?
開業して10年になります。雇われていた時は、守られていたし精神的な部分で楽だったと思います。勤務中は技術と知識を勉強していました。
いざ開業したら、バラ色の人生が待っているのかなと思っていました。 開業後、来患数は増えたのですが、同時にいろんな問題が出てきました。経営とか起業の難しさをそこで知りました。
経営するにあたって、どんなところが難しいと感じていましたか?
特に「人」の問題ですね。 給与の設定とか離職率の高さ、働く人たちとうまくいかないことや、あつれきが生じて、結局何年かのサイクルで退職、退職・・・と、「このまま続けていても、この先やっていけるんだろうか?」という不安があり、将来に希望が持てないでいました。
「給与設定がわからないし、自分で開業したいので辞めます」と言って退職した者もいました。まあもっともらしい理由なんですけど、その彼に将来を導くことができなかったことを、いつも残念に思っています。
「人財育成システム」を導入されて何が変わりましたか?
来患数はまず上がりましたし、売上ももちろん上がりました。 店舗が変わってからは、10%くらい上がったでしょうか。使いたいものは使う、使わないものは使わないで、適正な数値に持っていけるようになりました。
“店舗が移転する”という大きなイベントがあったので、店舗のQ.S.Cもかなりよくなりました。何よりスタッフの募集をかけると、いい方が来るようになりましたね。 言いかえると、採用できるようになったという事でしょうか。 その方々が本当に楽しそうに一生懸命仕事をして下さるという姿が一番嬉しいなと感じています。
森先生が経営者として、導入後の変化で一番感じられるのはどういう所ですか?
私がいなくても、ちゃんと現場が回って患者様に喜んでいただける事でしょうか。 前は、自分自身が施術者として入っていましたし、朝から晩まで自分自身がすべて陣頭指揮とっていたという状況です。
朝は7時半から夜はだいたい10時半くらいまでですかね。開業当初からそれがずっと続いていました。
この4月から本部を立ち上げるので、現場にはほぼ入らなくなります。まず、私自らが勤務労働時間週44時間を目指し、有給(休暇)も自ら率先してとっていくというのをやっていこうかなと思っています。
社員の方の働く労働時間には変化はありますか?
前は、朝の8時半から9時半くらいまででした。お昼の時間は、みんなフリータイムにはなるんですが、勉強をしていました。仕事が終わってから勉強会をする日もあったので、週2回くらいは終電になっていたと思います。
整骨院という業態からすると、長時間労働の所が多いと思うのですが、今は、月2回の有給も半休ずつ取ってもらい、仕事の時間も1時間受付時間を短くしたので仕事の時間も短くなっています。1日の労働時間は8時間半くらいまでにはなんとかできました。劇的な改善ですね。
初めにこの講座を受けようと思った理由は何ですか?
講座のホームページを見て、「整骨院が抱える経営上の問題10項目」のうち、 ・従業員に対する賃金の目安がわからない、 ・従業員に対して福利厚生ができない、 ・人不足が続いている、 ・院長が雑務に追われている、 ・目標数値がわからない、 ・経営状態がいいのかどうかがわからない、 ・数値による現状確認ができてない、 など約6項目が自分に当てはまっていました。
「講座をされる方もそういうプロセスを経ているんだな」、「自分の気持ちをわかってくれるに違いない」と思い込みもあって決めました。同じような問題を解決していただけるんじゃないかと。
講座を受けられて、「人財育成システム」を導入しようと決断された理由は何ですか
私が必要だなと思っていたことが、明確にピラミッド状に構成されており、 非常にわかりやすかったからです。
しかも、その構成されているところに対して、次にどのようなものを用いればいいか、つまり、どんな道具があれば良いかも明確でした。 次にそれをどのように動かせばいいか、ある程度用意されていたので、それをやっていけばいいと思ったんです。
特に取り入れたいと思われたのは、どの部分ですか?
利益のピラミッド」のスタッフィングのやり方から人財育成のトレーニングの仕方、いい状態を作るには「Q.S.C」が基本だというところですね。きっと売上げとか利益は、後からついてくるものだと思いました。
逆に「人財育成システム」を取り入れる時に難しかった事はありますか?
新しいものを取り入れる際の社員の抵抗ですね。抵抗や、それが合わないという事で退職もあったというのが一番難しさもあり、辛さもありました。 また、勤務評価やトレーニングに関しては、実際にその仕組みを動かしていくノウハウが私になかったので、最初はなかなか難しかったです。
これから勉強する方達に何かアドバイスをするとしたら何がありますか?
きっとこれを導入される方は経営者、もしくは経営幹部の方だろうと思います。 「働く者にとってすごくいい環境をつくるものだ」ということを、従業員の方に伝えてあげれば良いと思います。 もしスタッフが退職になった時でも、最後は握手で退職できる素晴らしいしくみです。

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