
せっかく採用したパート・アルバイト。出勤初日に仕事をしたけれど、その次の出勤日に来なかった・・・、「やっぱり辞めさせてください」と電話があった・・・。そんな経験はありませんか?それには、理由と対策がありますので、ご紹介します。
1. 初日で辞めてしまう理由
代表的な原因が3つあります。
- 面接時のイメージと実際に働いた時のイメージが大きく異なる
- 何も教えずにいきなり仕事をさせる
- 先輩のパート・アルバイトが冷たく、怖い
募集要項や面接で聞いた仕事内容や条件と、実際に働いてみた感じがあまりにも違った。出勤してすぐに、簡単に説明して「じゃあとりあえずやってみて」と仕事をさせられた。何かを聞きたくても周りの人が怖くて聞けない、誰に聞いていいかも分からない。
こんな状況では、辞めたくなっても当然ですね。
2. どのように解決すればよいのか
では、どのように解決すればよいのか。
まず、面接の実施方法を標準化する。
面接で何を聞いて、何を伝えるかをあらかじめ決定しておき、マニュアル化・フォーマット化しておくことで、面接で聞きもれや伝えもれがなくなります。こうすることで、初出勤日に「聞いていない」「思っていたのと違う」というというズレを減らすことができます。
また、ピープル・ビジネス・スクールでは、出勤1日目を「ファースト・デー」と呼び、最も大切な日としています。
そして、その「ファースト・デー」では、いきなり作業や業務をさせるのではなく、「入社オリエンテーション」を行うのです。
3. 入社オリエンテーションとは
て仕事の目的・内容を明確にして方向付けを行います。
具体的には
・「ハウスルールブック」というツールを使用して、会社の目指すべきことや、店舗・仕事の概要、会社・店舗のルールを説明する。
・「ストアツアー」といって、ロッカーやユニフォームの説明をしたあと、店舗・会社内をまわりながらいろいろな説明をし、一緒に働くパート・アルバイトへの紹介も行います。
まとめ
新人のパート・アルバイトは、緊張・不安・期待という、いろいろな感情が入り混じった状態で出勤してきているのです。その緊張や不安を和らげることができれば、実際に業務に入る際にもスムーズに、かつ、モチベーション高く出勤してきてくれることでしょう。