人が人を評価することは、本当に難しいことです。
まず、公平で公正な勤務評価を行うには、評価する側が評価の基準を持っていなければなりません。そして評価される側も、何をすれば承認されるのかを知っておく必要があります。
(1) 前もって公平な勤務状態の基準を設定します。
● 評価する内容 ⇒ 勤務状態、信頼性、態度、アピアランス(身だしなみ)
● Q.S.C、オペレーション、O.T.C、e.t.c いくつかの仕事がどのレベルでできるか
これにより、どのようなことが期待されているのかを定義します。
(2) 勤務内容の各項目の評価時に考慮するポイントは次の通りです。
1)勤務状態
① 忙しくなってもあわてずミスや失敗が少ない。また、ピーク時も連続性のある仕事をしている。② 常に一定した基準で、一生懸命仕事をしている。
③ 目標を持って働いている。
2)信頼性
① 欠勤② スケジュールの貢献度
③ 仕事の完成度
④ 時間を守ること(遅刻、その他)
⑤ マネジャーの指示に従い、店舗の規則を守っているか
3)態度
① 与えられた仕事をどれだけ積極的に実施するか?② 他のP/Aと一緒に仕事をする能力(協調性)
③ お客様に対する丁寧さ(態度)
④ 他のP/Aに対する丁寧さ(態度)
4)身だしなみ(アピアランス)
① 清潔なユニフォームの着用。また、靴は磨かれているか。② 身だしなみはきちんとしていて、ネームプレートはついているか。
③ 清潔さ(爪、髭、髪 e.t.c)
5)Q.S.Cオペレーション
① 当社の基準(O.T.C)どおりオペレーションをするよう、決められた手順に従っているか。② Q.S.Cの基準の知識を十分に持っているか。
③ Q.S.Cの基準を維持向上するための仕事をしているか。
6)O.T.C
① できることが承認されているステーション(持ち場)の数② その仕事のレベルがキャリアパスプランと連続しているか(いくつの仕事が、どのレベルでできるのか?)