この経営ブログについて ~スモールビジネスが生き残るために

この経営ブログは、日本マクドナルド創業時の仕組みを、ゼロから作られた林俊範先生に教わったことを書いている。マクドナルドは、単なる飲食チェーンではなく、人を育てる仕組みを確立した「世界で最も成功を収めたスモールビジネス」とも称されている。

僕自身は1994年、脱サラして32歳で整骨院を起業した。順調に売上は伸びていったが、あることで壁にぶつかり6年間悩み続けていた。それは「人を雇って、仕事を教えて、任せる」ということと「働きに応じた給与を支払う」ということだった。

起業6年目に林俊範先生に出会い、「人財育成プログラム」というものを知って、衝撃を受けた。僕自身が悩み続けた「人の問題」を、何とマクドナルドはすべてマニュアル化して、仕組みにしていたからだ。

僕も起業してから28年たった。夢見た大成功はできなかったが、つぶれずに何とか生き残ってこれたのも林先生のおかげだと感謝している。もし林先生から「人を雇い、育てる」ということを教えてもらわなかったら、会社としてはとっくの昔につぶれていただろう。

マクドナルドの経営を熟知した林先生から、教わったことは大きく3つある。

  • 「顧客満足度100%」を定義してマニュアル化する。
  • 現場の仕事を、段階的に人に任せてチームを作る。
  • 人財育成から売上・利益の獲得まで、店の経営を任せる。

なぜマクドナルドは、スモールビジネスで世界トップクラスの成功を収めることができたのか。それは、林先生に教わった3つの条件を仕組みにして、マネジメントできる人をフランチャイジーとして独立させたからだ。

はじめは僕自身も、「いや、マクドナルドはハンバーガー屋だろう」「うちのビジネスは専門的で飲食業とは違うんだ」と内心思い続けていた。でも今は断言できる。スモールビジネスの成功法則は、すべて共通だと。

「大した成功もしていない、お前が言えるのか」と言われるかも知れない。しかし、林先生に教わった仕組みは、「スモールビジネス経営のあるべき姿」であり、僕はその実行度が低いだけだ。素直さも足りなかった。

だが、能力ある経営者や起業家は、スモールビジネスの「成功法則」を知り、実行することで、大きな成果を上げることができると確信する。現に古典的な整骨院業界の中でも、個人経営だった人が仕組みを知ることで、数十店舗にまで拡大していったケースが何人もあった。

繰り返しになるが、その方法は3つ。

 

  • 「顧客満足度100%」を定義してマニュアル化する。

 

  • 現場の仕事を、段階的に人に任せてチームを作る。

 

 

  • 人財育成から売上・利益の獲得まで、店舗現場)のマネジメントを任せる。

これら3つの使い方を知るだけで、スモールビジネスの経営者に共通する「人の問題」は、大部分が解決できるのではないだろうか。

僕自身も起業して仕組みに出会うまでの「魔の6年間」は、「人の問題」で苦しみ続けた。整骨院の受付パートさんでさえも、まともに雇うことができなかった。でも、仕組みを知ることで、受付パートさんが、稼ぐセラピストに成長して、今では、デイサービスの稼ぐ施設長(マネジャー)になって、会社を助けてくれている。

スモールビジネスは、大企業のように正社員だけの経営をすることはできない。しかしマクドナルドのように、パート・アルバイトから人財を発掘して、育成することはできる。今、コロナ禍の影響もあり、非正規労働者と呼ばれる能力ある人財が、巷にはあふれている。スモールビジネスにとっては、大きなチャンスでもあると思う。

林先生は「日本には、スモールビジネスの経営法がない」と言われて、仕組みを広めようとされていた。僕にはそんな力はないが、このブログでかつての僕と同じような苦しみで悩む人、たった一人にでも役に立てば嬉しい。

ピープル・ビジネス・スクール 中園 徹