ブックオフに本を売って感じたこと

先日、ブックオフさんで初めて自宅の本を出張買取してもらった。ブックオフ創業者の坂本孝氏は、創業時に林俊範先生のピープル・ビジネス・スクールに学ばれていた企業でもある。

今も現場ではパート・アルバイトの人たちが主力となって活躍している。パート・アルバイトのキャリアパスプランも導入されており、のちにパート出身で女性社長になった方も林先生のスクールで創業者と共に学ばれていたそうだ。

今回、私の自宅にあった本や経営関連のCDやDVDの中で、再び見ないと思われるものを処分の対象にして査定をお願いした。2人の若い男性スタッフが私の自宅を訪れ、本192冊とCD、DVD関連が26点を合計14,195円で査定してくれた。思ったより高かったので即決で買取をお願いした。

査定本の中には定価一万円を超える経営書などもあったが、スタッフの一人が「うちは査定額が安いので、他店で見てもらっても結構ですよ」と言ってくれた。中々正直で親切な人だと感心したついでに、査定方法などについても色々と聞いてみることに。

買い取りビジネスの競争が激しい現在では、ブックオフ創業時のように本を定価の1割で買って5割で売るというオペレーションでは店が成り立たなくなっているそうだ。買取するアイテムも増やしており、査定方法は単品ごとに売値を考えて買取り額を逆算しているとのこと。査定のオペレーションも時代に合わせてリエンジニアリング(変革)されている。

さらに質問してみると、粗利額や利益率のことまで明確に即答してくれる。思わず「あなたはマネジャーですか?」と質問したら、今は法学部の学生で来年法律事務所に就職するとのこと。アルバイトのクルーなのに利益率まで考えて、商品の値付けから買い取り交渉まで行っていることに驚いた。「こんな人財が社員にならないなんて・・」もったいないと思った。

アルバイトにまで売上・利益の数値コントロールがトレーニングされていることを目の当たりにして、人財育成には無限の可能性があることを改めて感じさせられた。社員、アルバイトに関係なく潜在能力を最大限活用している点は、まさにピープルビジネスの実践企業と言えるだろう。

「ビジネスは競争の激しいサバイバル。だからこそ人財育成で競合に差をつけなければいけません!」そんな林先生のメッセージが思い出された。

ピープル・ビジネス・スクール 中園 徹