ウェブ事業者として初の導入、人の育て方は変わらない。

株式会社BOTAO / 代表取締役  萩塚 康宏 様

PBSの仕組みに出会ったきっかけを教えてください。

タオ様とは、ウェブ制作、マーケティング面を当社でサポートさせていただいており長きにわたり大変お世話になっております。勿論仕組みのことは以前より存じ上げておりました。当時何度か中園社長より「萩塚さんも仕組み導入されてみてはどうですか?」とアドバイスをいただいたことがありましたが、制作を事業としていた当社でこの仕組みを導入することなど不可能だと思っていました。

なぜこの仕組みを導入しようと思いましたか?

きっかけは労働生産性の悪化による業績の低迷でした。ウェブ業界はご存知の通り、物凄いスピードで変化しており、当社の業務体系では日々の案件をこなしながら、新たしいことを習得する時間が取れず作業工数は悪化するばかりでした。打開策が見えないまま数年がむしゃらに頑張りましたがやはり光が見えず、本格的な業務改革をする決心をしました。業務改革は、小手先の調整ではどうにもならにことは体感していたのですが、どこから始めて良いものかを悩んでいました。そんな中このことを、中園社長にお話をする機会があり、その際「労働分配率はどのくらいですか?」と質問を受けました。即座に答えることができなかった私に中園社長から色々なアドバイスをいただきました。紛れもなく私の経営の仕方が未熟であり、経営に対する考えの何かが大きく変ったタイミングであったことをよく覚えています。

導入当初社内の反応はどうでしたか?

導入をすると従業員に話をした時は正直最悪な反応でした。私の伝え方にも問題があったのかもしれませんが・・・

そんなことをして会社は良くなるのか?今思い返せば肯定的な意見はなく賛同してくれるスタッフはいなかったのかもしれません。

導入してから会社やスタッフに変化はありましたか?

強く実感できるレベルでありました。

業務を変え、労務を変え、P/Aを採用し、そして当初は賛同してくれるスタッフはいなかったこともありますが、退職するスタッフも出ました。心が折れそうな時も何度もありましたが、改革は止めることなくやり続け、気がつくと社内の空気が良い方向変わった実感が強くありました。

半信半疑の中、自分と同じ方向を共に歩んでくれている現在のスタッフへの感謝とさらなる責任で力が湧いてきました。

導入に不安はありませんでしたか?

不安は勿論ありました。

中でも当社の業務がオペレーション化できる部分があるのだろうか、労務にフレックスを導入し、残業ゼロとしたことなどむしろ不安だらけでした。でも改革を推し進める覚悟が上回っていましたので、一歩を踏み出せたのだと思います。

課題、今後の展望を教えてください。

仕組み導入による改革を始めて社内の空気は間違いなく変わり、スタッフの成長にも驚かされています。

しかしまだまだ労働生産性をコントロールできている状態ではなく、さらなる改革を実行し続ける必要があります。また当社のようなオフィスワークでは店舗事業とは違った形で仕組み導入をする必要があり手探りなところも少なくありません。でもP/Aの成長や社内の空気の変化、それから事実、業績の改善が見えてきた今は自分自身チャレンジ精神がみなぎっています。自分の想いについてきてくれたスタッフ、新たに仲間になってくれたスタッフにこの会社を選んで良かったと思ってもらえる、強い会社を目指して引き続きチャレンジしていきたいと思います。